無料提供馬 エスペランサシチー 第14戦


友駿愛馬第41号は無料提供馬ヒューストンシチーの代替馬。

未勝利クラスでは2着3回と惜しい競馬が続いていたが、7戦目でついに勝ち上がる。

昇級してからも6、9、8、6、7、9着と堅実だが、無料提供馬なので、その辺の中途半端な着だと我々会員には1円の利益もない。


前走はかなり弱面揃いの美味しいレースがあったために課題の芝スタートのコースに果敢に出撃したが、やはり芝の部分でついて行けずに位置取りを悪くし大敗。

結果的にこれだけの弱面でこの勝ち時計に対応できないのなら、芝スタートのコースはもう完全に選択肢から外すべきという結論になった。


前走後、右前脚に腫れ、左後脚に外傷が確認され10月26日にスピリットファームに放牧に出されました。

幸い怪我はたいしたことではないようです。

12月18日に美浦トレセンに帰厩。


1月14日 中山7R 500万下 ダート1200m に出走!!

降雪により開催中止。

かなりの弱面で、しかも鞍上が岩田康誠騎手で激アツだっただけに無念・・・。

続いて続行競馬となった1月21日 中山7R 500万下 ダート1200mに出走!!

12着/7番人気。

鞍上は先週同様岩田康誠騎手で有り難いが、何度も言うように芝スタートでは先手が奪えない。なぜ、学習しないのか。いつまでも圧勝したコースという考え方では前進はあり得ない。


レース回顧と時計の分析、レース後の池上昌弘調教師のコメントを掲載。

(2013年1月23日完結)

2012年11月7日立ち上げ

●前走後、右前脚に腫れ、左後脚に外傷が確認され10月26日にスピリットファームに放牧に出されました

 前走後、10月23日にクラブ公式HPにて右前脚に腫れ、左後脚に外傷が確認されたと報告され心配された我らが愛馬エスペランサシチーですが、10月29日の近況報告では、エコー検査の結果として「深管に痛みはみられましたが、幸い骨には異常がみられず熱感もとれたようです。しかし今後については、もう少し様子をみて一旦放牧し、馬体調整を兼ねて態勢を整える予定です。」(池上昌弘調教師)ということで、屈腱炎など最悪の事態ではなかったようです。

 そんなことから10月26日にスピリットファームに放牧に出されました。

 無料提供馬ですし、すでに1勝していて役目は果たしている(このまま引退しても代替論争にはならない)ことから、軽度でも屈腱炎などなら引退かと心配されましたが、そこまでの怪我ではなかったようでホッとしています。500万クラスでも2番人気になるような馬ですし、メンバー次第では上位の可能性もある馬ですから、もっともっとその走りを見せて欲しいですからね。

 次走を楽しみに待っています。

これ以降は2012年12月20日に作成

●12月20日に帰厩を確認

 前走後、右前脚に腫れ、左後脚に外傷が確認されたということで10月26日にスピリットファームへ放牧に出されていた我らが愛馬エスペランサシチーですが、12月20日に美浦トレセンへの帰厩を確認しました。おそらく18日か19日に帰厩したものだと思います。(後日18日と判明)

 次走は1月の中山戦ということで、正月を厩舎で過ごせるというのは、しっかりと見て貰えますし嬉しいですね。

これ以降は2013年1月8日に作成

●次走は1月13日 中山8Rを予定

 1月7日に更新されましたクラブ公式HPエスペランサシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬エスペランサシチーの次走は

1月13日 中山8R 500万下 ダート1200m 混合戦

を予定ということです。目標は掲示板ということになりそうですが、夏までにもう1つ勝てば降級してまた500万クラスを走れますし、どこかでメンバーに恵まれてでもあと1つ勝ちたいですね。

これ以降は2013年1月9日に作成

●気になる出馬想定表(1月13日 中山8R)

出馬想定表 1月14日 中山7R 500万下 ダート1200m フルゲート16頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ウエスタンハピネス 12/16 桑名5下 中京芝1200 16
エスペランサシチー 岩田康誠 10/20 500万 新潟ダ1200
カネトシファイター 12/02 三方5下 中京芝2000 18 18
コップヒヤザケ 三浦皇成  4/28 500万 東京ダ1400 15
サルジュ 丸山元気 11/17 500万 福島ダ1150 11 10 12 15 15
ジツリキフェーティ 北村宏司 12/08 500万 中京ダ1200 10
シムーン 12/23 500万 中山ダ1200 14 13
ジュドポーム ビュイック 地方
スズノライジン 田辺裕信 11/11 500万 東京ダ1300 15 12 11 14
ダノンエンパイア 地方
ダークシーカー 吉田豊 12/15 500万 中山ダ1200 10
デルマビシャモン 大野拓弥 11/11 500万 福島芝1200 14 15 11
トリニティチャーチ 柴田大知 12/22 500万 中山ダ1200 10 10
ニシノコハク 勝浦正樹 11/03 500万 福島ダ1700 14 15
バトルドミンゴ 吉田隼人  8/25 500万 新潟ダ1200 14 11
ブエノディオス 10/28 500万 東京ダ1300 10 13 16 15 10
プレミアムカード 11/10 500万 福島芝1800 14 12 16 14
ベルストーリー 宮崎北斗 11/17 500万 福島ダ1150 13 15 10 14 16
ミヤコライジング 田中勝春 12/08 茶臼5下 中京芝1400 14
モリトブイコール 横山和生 11/17 500万 福島ダ1150
レッツゴーマークン 柴山雄一 11/18 500万 東京ダ1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在21頭出馬想定されています。出走間隔から言ってエスペランサシチーの出走は確実です。鞍上は岩田康誠騎手と来ましたねぇ。エスペランサにはあっていそうな気がしますし楽しみです。

これ以降は2013年1月10日に作成

●追い切り情報(1月10日更新)

前走前 10月18日 美浦南ウッドチップ 重馬場 馬なり余力

助手
5F 71.7
4F 56.6
3F 41.6
1F 13.7[7]



12月27日 美浦南ウッドチップ 良馬場 一杯に追う

助手
5F 72.1
4F 56.0
3F 41.1
1F 12.9[8]
タイセイクライマー(障害未勝利)馬なりの外を1.6秒先行0.1秒遅れ


12月31日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 強めに追う

助手
5F 70.3
4F 55.5
3F 40.9
1F 13.3[9]


1月3日 美浦南ウッドチップ 良馬場 ゴール前仕掛け

石神深一
5F 68.0
4F 53.0
3F 38.8
1F 13.5[7]
ソルレヴァンテ(古馬1000万下)一杯の外を0.6秒先行3ハロン付0.3秒先着


1月6日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 72.2
4F 56.6
3F 42.0
1F 13.5[9]


1月10日 美浦南ウッドチップ 良馬場 叩き一杯

上野翔
5F 69.9
4F 54.5
3F 39.7
1F 12.9[8]
コスモソーンパーク(古馬1600万下)一杯の外を0.6秒先行0.2秒遅れ
 12月27日、2か月ぶりにトレセンでの追い切り時計を計時しました。まだ障害未勝利馬に大きく先行しておいて交わされるなどまだまだですね。出走までは十分に時間がありますし、しっかりと仕上げて欲しいですね。

 12月31日、徐々にペースが上がってきました。自己ベストが4F66.7秒ですから、まだまだですが、順調に稽古をこなしており嬉しいですね。年明け早々に出走するのではないでしょうか。

 1月3日、体重の軽いジョッキー騎乗ですがいい動きですね。これならもう1本追い切れば出走態勢は整うのではないでしょうか。

 1月6日、順調に追い切りを重ねています。もう状態に関しては問題ないと考えていいですね。動きはエスペランサシチーとしてはこんなもんでしょう。元々追い切りでは動かない馬ですからね。

 1月10日、準オープン馬と併せられましたが、こちらはジョッキー騎乗にしてはたいしたことのない動きです。エスペランサシチーが調教で動かないことは有名ですが、もうちょっとは動いて欲しいですねぇ。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。まずまずと言ったところでしょうか。

●出馬確定表

出馬確定表 1月14日 中山7R 500万下 ダート1200m 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アマレット 西村太一 11/18 障害未 東京ダ3000 13 14 14 12 14 13
エスペランサシチー 岩田康誠 10/20 500万 新潟ダ1200 B+
サルジュ 丸山元気 11/17 500万 福島ダ1150 11 10 12 15 15
サンマルヴァーゴ 三浦皇成 11/22 地方 笠松ダ1400
ジツリキフェーティ 北村宏司 12/08 500万 中京ダ1200 10
ジュドポーム ビュイック 10/31 地方 園田ダ1400
スズノライジン 田辺裕信 11/11 500万 東京ダ1300 15 12 11 14
ダノンエンパイア 武士沢友治 12/17 地方 水沢ダ1300
デルマビシャモン 大野拓弥 11/11 500万 福島芝1200 14 15 11
トリニティチャーチ 柴田大知 12/22 500万 中山ダ1200 10 10
ニシノコハク 勝浦正樹 11/03 500万 福島ダ1700 14 15
バトルドミンゴ 吉田隼人  8/25 500万 新潟ダ1200 14 11
ベルストーリー 宮崎北斗 11/17 500万 福島ダ1150 13 15 10 14 16
ミヤコライジング 田中勝春 12/08 茶臼5下 中京芝1400 14
モリトブイコール 横山和生 11/17 500万 福島ダ1150
レッツゴーマークン 柴山雄一 11/18 500万 東京ダ1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中山ダート1200mコース解説

 向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
 芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
 ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント テンのダッシュ力、枠順
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、アフリート、アジュディケーティング
連対騎手ベスト ペリエ、横山典弘、武豊、柴田善臣、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6
2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0
2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4
3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9
3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8
3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2
古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1
古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1
古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0
古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1

●騎手は岩田康誠騎手 ほっさん評価「S」

 今回のエスペランサシチーの鞍上は”ふしぎなおどり”の使い手・岩田康誠騎手です。いやぁ〜、驚きました。今、一番乗って欲しい騎手・岩田康誠騎手が愛馬に乗ってくれるなんて・・・って、12月12日のスピカシチーの時に書いたばかりなのにあれから1か月で今度は中央のレースで愛馬に騎乗してくれるなんて。

 岩田康誠騎手と言えば昨年はダービーを含めGT6勝、重賞11勝と他の追随を許さず、名実ともに今の日本のナンバーワンジョッキーと私は思っています。ダービーもジャパンカップも彼でなければ勝てていないと思います。それほど最後の直線での彼の追い切りは迫力があります。

 我が愛馬では共に2009年にクリンゲルベルガーとペルシステンテに騎乗していただいていますが、それっきりでした。

 藤原英昭、角居勝彦、領家政蔵、石坂正、西園正都、矢作芳人、友道康夫など、超一流の厩舎の勝負馬などが中心の騎乗で、我が安価弱小軍団を預かっていただいているような中小の厩舎では、なかなか彼の騎乗というのは実現しません。上手く行けばハルーワソングの11(友道康夫厩舎)辺りでと思っていましたが、こんな連続で愛馬への騎乗が実現するとは。


 これでクラス初の掲示板確保を実現したいですね。いきなり勝つとは思えませんが、エスペランサは追って渋太いですし、岩田康誠騎手は追える騎手ですからいい走りを見せてくれそうです。


 2012年12月末日現在、中央通算954勝、勝率13.5パーセント、連対率25.6パーセント、GTは18勝(2012年東京優駿・ディープブリランテ3番人気、2007年ジャパンカップ・アドマイヤムーン5番人気など)、重賞は53勝されています。もはや名実ともに日本のナンバーワンジョッキーです。

 一昨年(2011年)は中央131勝(GT2勝、重賞6勝)、勝率14.8パーセント、連対率30.2パーセントと破格の数字。昨年(2012)は119勝(GT 6勝、重賞11勝)、勝率13.9パーセント、連対率25.7パーセントと勝ち数こそトップではないものの、GTや重賞の勝ち数は他の追随を許しません。ちなみに地方の勝ち鞍も加算される為にJRA賞最多勝利騎手は岩田康誠騎手が獲得しています。


 岩田 康誠(いわた やすなり)は1974年3月12日生まれの38歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する中央では7年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。1991年10月から2006年2月までは、兵庫県競馬組合の清水正人厩舎に所属していた。

 騎手になったきっかけは、姫路競馬場の裏にある実家のお好み焼き屋に来客した競馬ファンの男性に「騎手になったらどうや?」といわれ、騎手という職業があることをはじめて知ったという。

 中学卒業後の進路として園田競馬の競馬学校以外に高等学校への進学も視野に入れていたが、本人曰く「自分の名前が書くことができれば受かる」レベルの高校の入試で氏名の「岩田康誠」の「誠」の右上の点を打ち忘れて(=自分の名前を書けずに)不合格になり、競馬学校に入学した。


兵庫県競馬所属時代

 1990年代後半から小牧太のJRA移籍まで、園田の2本柱と呼ばれた(2011年現在の2本柱は田中学と木村健となっている。ただし川原正一が加わることがある)。

 地方・中央で通算勝利数は3000勝を数え、中央競馬移籍までは地方競馬の同一施行者での生え抜き騎手の中ではトップであった(生え抜きに限らなければ中津競馬場から移籍してきた有馬澄男が2011年12月31日時点では通算で4000勝余りを挙げており、現役に限らなければ田中道夫が3166勝、小牧太が中央移籍までに3376勝を挙げている)。

 デビューして数年した頃、田中道夫の重なったお手馬の片方に騎乗した際、鮮やかに勝利を収めた。田中は後に「アイツにだけは乗ってもらいたくないと思った」「康誠のスタートは出た瞬間、二の足三の足が違う」と回顧しており、当時からスタートが上手かったが、騎乗技術も備えていた。

 所属した当時は弱小であった清水厩舎の岩田と、有力馬を多数抱える曾和直榮厩舎に所属する小牧太とは互角に渡り合い、2000、2002年などで兵庫県のリーディングを奪っている。1996年には保利厩舎のケイエスヨシゼンで兵庫アラブ三冠を達成し、同馬で全国のアラブ系競走を回った。兵庫県競馬史上、アラブ三冠は1970年のアサヒマロットに次いで2頭目。このケイエスヨシゼンの騎乗時に、プレッシャーから吐いたとの逸話がある。本人も何度かインタビューなどで自分のプレッシャーに対する弱さを吐露している。

 2002年はゴールデンジョッキーカップが9月5日に行われ、7月31日までに2000勝しているジョッキーが出場できるとされていた。当落線上にいた岩田の2000勝達成は8月1日にずれこんだが、特例として出場が叶った。

 2004年は、小牧太がいなくなり自分が頑張らなければというプレッシャーと同年12月1日の落馬もあり、思うほど勝利数は重ねられなかったが、それでも279勝を挙げている。なお、当日園田金盃で騎乗予定だったロードバクシンは有馬澄男に乗り替わっている。この落馬は長期間尾を引き完全回復まで2ヶ月を要し、勘を取り戻したのは姫路開催からだったという。


中央競馬への遠征

 兵庫県競馬所属時代から中央競馬にも積極的に参戦し、2002年にはビリーヴでセントウルステークスを制して中央競馬の重賞を初制覇した。同馬とは3戦3勝と相性が良かった。

 2004年には菊花賞をデルタブルースで制し、地方競馬所属の騎手としては初めて中央競馬のクラシックを制覇した。また、地方競馬所属の騎手が中央の競走馬に騎乗してGT競走を制覇したのも史上初であった。

 2005年、第1回WSJS地方騎手代表選定競走(現・スーパージョッキーズトライアル)に優勝し、第19回ワールドスーパージョッキーズシリーズには地方競馬代表として参戦。ゴールデンサドルトロフィーではオースミグラスワンで1着になるなど、総ポイントで41点を挙げ、総合優勝した(地方競馬の騎手が同シリーズを総合優勝するのは第8回(1994年)の石崎隆之(船橋)、第11回(1997年)の川原正一(当時笠松所属)、第15回(2001年)の鮫島克也(佐賀)に次いで4年ぶり4人目であった)。

 前述のとおり、2005年12月8日の園田競馬第1競走で1着となり通算3000勝を達成した。1991年10月23日のデビュー以来、14年2ヶ月での達成は佐々木竹見についで史上2番目の速さである。

 地方競馬のトップジョッキーだけに中央競馬への移籍は時間の問題と見られていた。そして、2006年度の新規騎手試験を受験し合格、3月より中央競馬の騎手として正式にデビューした。地方競馬から中央競馬へは安藤勝己、小牧太、赤木高太郎、柴山雄一がこれまでに移籍したが、安藤と小牧は中央競馬の特例(当時は5年間で年間20勝以上を2回クリアすると、一次試験の筆記試験(国語・数学・競馬法規)が免除され二次試験(技能試験と面接)から受験できる。この特例は、その当時から中央競馬でも非常に顕著な活躍を見せていた安藤勝己が、一次試験から受験し不合格となったため設けられた特例である)をクリアし中央に移籍した。岩田はこの特例を2004年にクリアし、2006年度の新規騎手試験は二次試験からの受験が可能となっていた。なお過去2年続けて一次試験から受験している(本人曰く「円形脱毛症になるほど猛勉強した」 )が2度とも不合格となっていた。


中央移籍後

 2006年に中央競馬に移籍した最初のレースをキアヌバローズで制し、移籍後初勝利を挙げる。秋にはタイムパラドックスでJBCクラシックを勝利し、JRA移籍後の初GT勝利を果たした。さらに翌週には菊花賞でコンビを組んだデルタブルースと共に海外GTメルボルンカップに出走、見事に勝利し、自身初の海外GT勝利を果たした。

 年末の第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズには今度はJRA所属として前年に続き2年連続で参戦し連覇が期待されたが惜しくも2位だった。最終的に2006年は123勝をあげ全国リーディングでも武豊、藤田伸二に続く3位と素晴らしい成績をあげた。

 また、12月24日にはJRAでの年間騎乗回数を952回を記録し、それまでのJRAでの年間最多騎乗回数は2004年に記録した柴田善臣騎手の940回を超えて年間最多騎乗回数の記録保持者となった。

 2007年4月22日にJRA通算300勝達成、同日に行われたアンタレスステークスではワイルドワンダーで優勝し、花を添えた。

 アドマイヤの冠名を使用する近藤利一オーナーの意向により、同年の宝塚記念では、それまで武豊が主戦を務めていたアドマイヤムーンに初騎乗し、中央移籍後初の中央GT制覇を達成した。また、7月2日から7月8日まで自身2度目となる海外遠征で、キャッシュコールマイルとアメリカンオークスに参戦するもそれぞれ5着という結果だった。その後は、松田博資調教師からは「アドマイヤ」はもちろん、それ以外の管理馬の多くを騎乗依頼を受けていた。しかし、ジャパンカップのアドマイヤムーン以降、松田博資調教師の管理馬への騎乗が激減している。

 同年9月1日に札幌競馬第10R富良野特別において、最後の直線で斜行し2位入線から14着(最下位)に降着となり、JRAに移籍してから初の騎乗停止となった。期間は9月8日から9月16日までの開催日4日間。騎乗停止から戻ってきた9月17日、阪神競馬第7Rにおいて、最後の直線で斜行したことにより、過怠金の処分を受けた。その5日後の9月22日、札幌競馬第12Rニセコ特別において、4コーナーで斜行、6位入線から16着(最下位)に降着。これにより、9月29日から10月7日までの開催日4日間の騎乗停止処分となり、短期間で2度も騎乗停止処分を受けてしまうことになった。さらに10月28日までに関西所属騎手の中で2位となる中央で126勝を挙げたことから11月8日に第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場が発表された。11月25日の第27回ジャパンカップで近藤利一とのトレードで新オーナーとなったダーレー・ジャパン・ファーム(有)の中央登録後初のGT制覇に導くと共に中央競馬での左回り競馬場で初めてGT競走を制覇した。そして第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズは31ポイントで5位タイと過去最低の結果に終わった。さらに12月3日から12月6日までこの年2度目の海外出張届を提出し、香港ジョッキークラブのインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに初出場した。12月5日にハッピーバレー競馬場で行われた同チャンピオンシップ第1戦で香港初騎乗を果たし、スーパーファイターに騎乗し3着となった。なお同チャンピオンシップは3戦で4点を獲得し8位だった。騎乗後「短期免許などでも(香港に)来てみたい。来年も招待されるように頑張りたい。」といった発言を残した。

 2008年は、アドマイヤジュピタで天皇賞(春)、ウオッカで安田記念、ブラックエンブレムで秋華賞、セイウンワンダーで朝日杯フューチュリティステークスを制覇し、重賞も多数勝利するなど大舞台での活躍が光る。この年JRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。

 2009年、アンライバルドで皐月賞を制覇。同レースではもう1頭のお手馬で前年の2歳王者セイウンワンダーとの騎乗選択の末に勝ち取った勝利でもあった。

 2010年、ヴィクトワールピサで皐月賞を制覇。史上4人目の連覇。このレースは1番人気に推された同馬を終始インコースの後方でじっとさせる大胆な騎乗を披露し見事勝利。本来は主戦である武豊が落馬事故で負傷したため乗り替わりで大きな重圧、また中央競馬移籍前から騎乗機会の多かった市川義美オーナー悲願の初GT初制覇ということもあり涙を見せた。

 同年、9月4日レース中の落馬事故により左外側のくるぶし骨折、右鎖骨骨折、頭部打撲の重傷を負い移籍後初の長期離脱。11月13日に復帰しその翌週、マイルチャンピオンシップでエーシンフォワードに騎乗して勝利。

 2011年、アヴェンチュラで秋華賞を、ブエナビスタでジャパンカップを制覇し、2度目のJRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。この年は福永祐一との熾烈なリーディングジョッキー争いを繰り広げ、終始リードするも最終日に逆転を許しわずか2勝差で悲願のタイトルを逃す。しかし(地方競馬での)中央・地方交流競走の勝利数を合算した勝利数で福永を上回り、JRA賞最多勝利騎手は岩田が受賞した。

 2012年は桜花賞をジェンティルドンナ、フェブラリーステークスをテスタマッタで制覇。優駿牝馬は騎乗停止で騎乗できなかったが、騎乗停止明けの東京優駿(日本ダービー)をディープブリランテで制覇し、安藤勝己、内田博幸に続いて地方競馬出身騎手で3人目のダービージョッキーとなった。2012年の日本ダービーでの騎乗馬のディープブリランテは折り合い面に問題があり、岩田自らが付きっきりで調教を行うことで厩舎サイドとも反発しあったが、それも乗り越えてさらに絆を深め日本ダービーを制覇し、自身7回目の日本ダービー挑戦にして初勝利を飾り、涙のウイニングランを果たした。


 中央移籍後も地方競馬へは積極的に参戦しており、特に園田・姫路競馬参戦時はJRA交流競走以外に、特別競走(B級以上)を中心に地元馬にもよく騎乗している。時には地元重賞に騎乗する事もあるが、JRA移籍後はまだ地方馬限定の兵庫の重賞勝ちは無い(ダートグレード競走は兵庫チャンピオンシップと兵庫ゴールドトロフィーを勝っている)。なお、中央移籍後も園田・姫路競馬で兵庫所属馬に騎乗する際の勝負服は、これまで通りの白・青襷である。

 騎乗依頼仲介者は小原靖博 (競馬ブック) 。



 「2010年の後半から包まれる厳しい競馬でも我慢し、狭いところに突っ込むファイトを見せるようになっている。2011年は夏競馬が終わって82勝でリーディング2位。1番人気馬で[35・32・14・24]の連対率.638、2、3番人気馬で[27・41・22・85]の連対率.389と上位人気馬で優秀な成績を残している。2着が多いのは相変わらずだが、2006年から徐々に下がってきて2010年に60パーセントだった単勝回収率が2011年に92パーセントと大きく回復した(単勝10460円が引き上げた分はある)。コース別では、京都で連対率.261、阪神で.351と阪神で成績が良く、府中では.191と意外と数字が出ていない。芝・ダート別で目立った偏りは見付からなかった。厩舎別では藤原英昭で[11・12・3・24]の連対率.460と、騎乗数が多いのに高い連対率を叩き出している。他、角居勝彦、領家政蔵、石坂正、西園正都、矢作芳人、友道康夫など、好成績の有力厩舎は多い。」(2011年前半・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(3戦0勝)

2009年 1月25日 クリンゲルベルガー 3歳500万下 京都ダ1400m         2着/3番人気
2009年 8月29日 ペルシステンテ    3歳未勝利 札幌ダ1700m          5着/3番人気
2012年12月12日 スピカシチー      JRA指定交流 初雪特別 笠松ダ1800m 3着/3番人気

これ以降は2013年1月13日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「トリニティチャーチの前走、1分11秒0は優秀。同週の古1000万下が1分10秒7。東京ではいい脚が長く続かない小回り向きのタイプ。ここはチャンス。相手は安定感を増したジツリキフォーティだが、スタート直後の芝が課題。バトルドミンゴの逃げが怖い。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ダノンエンパイア
デルマビシャモン
レッツゴーマークン △△ △△
バトルドミンゴ
ミヤコライジング
ジツリキフォーティ
トリニティチャーチ △△
サルジュ
ベルストーリー
モリトブイゴール △△
エスペランサシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ジツリキフォーティ 3.6
トリニティチャーチ 4.5
レッツゴーマークン 6.0
バトルドミンゴ 6.9
エスペランサシチー 9.1
ミヤコライジング 9.5
サルジュ 16.9
ジュドポーム 22.4
サンマルファーゴ 23.3
以下27以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ジツリキフォーティ 78 57 78 72
トリニティチャーチ 77 66 68 74
レッツゴーマークン 79 76 68 73
バトルドミンゴ 76 76 70 17
エスペランサシチー 72 61 69 68
ミヤコライジング 69 65 59 66


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ジツリキフォーティは芝スタートで置かれる可能性が高いが、ハイペース必至のメンバー構成。自慢の末脚がはまる公算が大きい。前走は追い出しを我慢したために届かなかった。現級突破は目前。力のある○レッツゴーマークンの巻き返しに注意。〈加藤〉」

◎ ジツリキフォーティ
○ レッツゴーマークン
▲ トリニティチャーチ
× ミヤコライジング
☆ モリトブイゴール
△ バトルドミンゴ
△ エスペランサシチー




エスペランサシチー 全13記者中 ☆(5番手評価) 1名、△(6番手以下評価) 6名

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスペランサシチー(9着)

 「気合を入れても芝スタートだとあの位置が精一杯でした。もう少し前で競馬をしたかったですが。」(津村明秀騎手・競馬ブック)

 「スタート後、気合いをつけていきましたが、思うより前にいけませんでした。調子は良さそうでしたが、なぜか反応は今ひとつでした。」(津村明秀騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
 「この距離だとちょっと忙しい感じで、道中は気合をつけながらの追走。内目からジワジワと。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

エスペランサシチー

 「勝った時の内容は良かったが、その後の成績がもうひとつ。もっとやれるが。」(池上助手・デイリー馬三郎)

 「ラストは一杯となりましたが、まずまずの時計がでました。だいぶ雰囲気は良くなっているように感じます。休養明けとなり、やや太目かもしれませんが、力を発揮できる状態にあります。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 未勝利戦を勝ったコースですが、芝スタートです。ここ数戦を見ていると芝のスタートはさっぱりで、そこで勝負付けが済んでしまっている場合が多く、今回も同様の懸念が払拭できません。

 通常芝部分を長く走れる外枠は有利のはずですが、芝が苦手なエスペランサにとっては有り難迷惑な話です。岩田康誠騎手は嬉しいのですが、9着前後の気がします。上手くやってくれたら嬉しいですが。前走も2番人気というのは人気になりすぎです。エスペランサは500万クラスではどれだけの弱面相手でも掲示板に載ったことがありません。かといって大崩れもないのですが、パンチ不足は否めませんよね。

 土曜日に勝った愛馬フロアクラフトに次いで勢いに乗って欲しいですが、正直、自信はありません。

これ以降は2013年1月16日に作成

●1月14日の中山は降雪のため5R以降開催中止に

 1月14日の中山競馬は降雪のため5R以降開催中止になりました。続行競馬として1月21日に中止となった5R以降を実施するということですが、出馬投票がやり直しになり、当然岩田康誠騎手とのコンビは解消です。

 今回はメンバーも比較的軽く(弱面でも500万クラスでは掲示板にも載ったことがない馬ですが・・・苦)、何よりも鞍上が私が最も愛馬に乗って欲しい騎手の1人・岩田康誠騎手でしたから、開催中止は残念無念です。自然のことなので仕方がないのですが。

 続行競馬となる21日は中山開催のみになりますし、関西からも良い騎手が一杯来ますから、今回のように全体に落ちる騎手の中での岩田康誠騎手ではなく、仮に次走も岩田康誠騎手が騎乗していただいたとしても川田将雅騎手や浜中俊騎手や福永祐一騎手などもいる中での岩田康誠騎手ということで多少影は薄れてしまいます。

 私個人はせっかく今週から中京開催が始まりますし芝スタートではない中京での出走を望みますが、おそらく中山ダート1200mなのでしょうね。

これ以降は2013年1月17日に作成

●出馬確定表(1月21日 中山7R)

続行競馬となった1月21日 中山7Rで出走確定しました。今回は出馬想定表に出ていたはずですが、発行元の不具合により詳細を確認できませんでした。

出馬確定表 1月21日 中山7R 500万下 ダート1200m 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アマレット 西村太一 11/18 障害未 東京ダ3000 13 14 14 12 14 13
アークペガサス 宮崎北斗 12/11 交流 浦和ダ1400
エスペランサシチー 岩田康誠 10/20 500万 新潟ダ1200 B+
カプリースレディー 丸田恭介 12/16 500万 中京ダ1200 13 11 12 12
クレバーアポロ 田辺裕信 12/02 500万 中山ダ1200 12 10 13
サルジュ 丸山元気 11/17 500万 福島ダ1150 11 10 12 15 15
サンマルヴァーゴ 三浦皇成 11/22 地方 笠松ダ1400
ジツリキフェーティ 北村宏司 12/08 500万 中京ダ1200 10
ジャイアン 石橋脩 12/22 500万 中山ダ1200
タイセイマテンロウ 柴田善臣 11/28 ベゴ5下 東京芝1600
ジュドポーム ビュイック 10/31 地方 園田ダ1400
スズノライジン 田辺裕信 11/11 500万 東京ダ1300 15 12 11 14
ダノンエンパイア 武士沢友治 12/17 地方 水沢ダ1300
デルマビシャモン 大野拓弥 11/11 500万 福島芝1200 14 15 11
トリニティチャーチ 柴田大知 12/22 500万 中山ダ1200 10 10
ドリーミングラヴ 丹内祐次 11/18 500万 福島ダ1150 13 14 14
トーセントレジャー 高嶋活士  1/13 500万 中山ダ1200
ニシノコハク 勝浦正樹 11/03 500万 福島ダ1700 14 15
バトルドミンゴ 吉田隼人  8/25 500万 新潟ダ1200 14 11
ブエノディオス ベリー 12/11 交流 浦和ダ1400 12 10 16 15 10
プリティマッハ 勝浦正樹 12/15 500万 中山ダ1200 14 11 10
ベルストーリー 宮崎北斗 11/17 500万 福島ダ1150 13 15 10 14 16
ミヤコライジング 田中勝春 12/08 茶臼5下 中京芝1400 14
モリトブイコール 横山和生 11/17 500万 福島ダ1150
レッツゴーマークン 柴山雄一 11/18 500万 東京ダ1400

表中の「増」は先週中止になった14日中山7Rの確定馬ではない馬 「消」は先週中止になった14日中山7Rの確定で今回は消えた馬 騎手の太字は乗り替わり

どう考えても弱面揃いだった先週のに比べてメンバーが強くなっています。前走2着馬やガキ大将が増えました。これでエスペランサシチーの夢の掲示板はかなーーーーり遠のきました><。

これ以降は2013年1月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「中止の先週とはメンバーも変わって、様相が一転。更に厄介なレースになった。連闘トーセントレジャーの逃げ切りを狙ったが、前走の時計が優秀なトリニティチャーチ、地力のあるジャイアン、更にジツリキフォーティ以下、どの馬にもチャンスがある。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ブエノディオス
トリニティチャーチ
レッツゴーマークン
トーセントレジャー
プリティーマッハ
サルジュ
エスペランサシチー
デルマビシャモン
ジツリキフォーティ △△ △△ △△
カプリースレディー
モリトブイゴール
ジャイアン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ジツリキフォーティ 4.7
トーセントレジャー 4.9
トリニティチャーチ 5.0
ジャイアン 5.1
レッツゴーマークン 8.0
エスペランサシチー 11.2
クレバーアポロ 15.4
サルジュ 19.6
以下25倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ジツリキフォーティ 78 57 78 72
トリニティチャーチ 77 66 68 74
レッツゴーマークン 79 76 68 73
トーセントレジャー 76 70 66 71
エスペランサシチー 72 61 69 68
ミヤコライジング 69 65 59 66


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ジツリキフォーティの前走は追い出しを我慢したために届かなかった形。もう少し積極的に動いていれば結果も違っただろう。現級では上位の決め手を持っており、ハイペースの見込めるここは主力。○ジャイアンは時計のかかる馬場で浮上がある。〈加藤〉」

◎ ジツリキフォーティ
○ ジャイアン
▲ レッツゴーマークン
× トーセントレジャー
☆ モリトブイコール
△ トリニティチャーチ
△ エスペランサシチー




エスペランサシチー 全13記者中 △(6番手以下評価) 3名のみ。先週なら☆(5番手評価) 1名、△(6番手以下評価) 6名でしたね。やはり相手強化と共に随分評価が落ちました。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスペランサシチー(9着)

 「気合を入れても芝スタートだとあの位置が精一杯でした。もう少し前で競馬をしたかったですが。」(津村明秀騎手・競馬ブック)

 「スタート後、気合いをつけていきましたが、思うより前にいけませんでした。調子は良さそうでしたが、なぜか反応は今ひとつでした。」(津村明秀騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
 「この距離だとちょっと忙しい感じで、道中は気合をつけながらの追走。内目からジワジワと。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

エスペランサシチー

 「除外のダメージは思うより少ないように感じ、調子はまずまずです。休養明けとなり、強い相手はいますが、実戦での変わり身に期待し上位を狙います。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「勝った時の内容は良かったが、その後の成績がもうひとつ。もっとやれるが。」(池上助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 うーーん、先週のメンバーなら掲示板はギリギリかと思いましたが、メンバーが強化された今週はとても掲示板は厳しそうです。エスペランサシチーは無料提供馬で6着以下は何もいただけませんし夢がないですねぇ。

これ以降は2013年1月23日に作成

●レース 

 スタート自体はさすがに岩田康誠騎手、ポンといいスタートですが、いつものようにそのあと押っつけても芝の部分で加速負けをし、万事休すの11番手追走。あれだけ芝スタートはダメだと言ってるじゃないかッ!!

 後は切れる脚もないですし、流れ込んでの13着。3か月の休養明けとはいえ、こんなスタートでも以前はもう少しは巻き返していたのに、段々と負け癖がついて来ちゃいましたねぇ。

●時計の評価

 今回のエスペランサシチーの走破時計1分13秒6稍重馬場は、中山ダート1200mの古馬500万クラスの平均勝ちタイムが1分12秒2稍重馬場ですから、酷いものです。別に相手が強力だからの13着というわけでもなく、エスペランサ自身が全然走っていません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスペランサシチー(12着)

 「もう少しスムーズなレースができれば上位可能と思います。叩きつつの良化を図ります。」(池上昌弘調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

エスペランサシチー(12着)

 「ほぼ仕上がった体つき。出脚はやや鈍く中団馬群から。直線で前がバラけてからもそれほど脚は使えず、残り1ハロンではもう一杯。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 無料提供馬で5着以内の本賞金しか入りませんから、当然0円ですね><。

●今後の展望

 芝スタートでは走らないことはわかっているはずですが、結局芝スタートの中山ダート1200mに出走しました。これは勝った時がこのコースでしたし、その内容が強烈だったからでしょう。

 しかし、以前よりも芝スタートが下手になっていますし、出遅れても巻き返しも出来ませんから、スタートでの遅れは致命的です。ダートスタートのコースにこだわるべきです。

●最後に

 500万クラスに昇格してからも大崩れせずに頑張ってくれていたエスペランサシチーですので、なんとか2勝目をと思っていましたが、走れば走るほどダメになって行きますねぇ。何度も同じ”芝スタート”の失敗わ繰り返しているうちに、馬に負け癖がついてしまった気がしてなりません。

 ダートスタートのコースでも勝ち負けには絡まないと思いますが、せめて道中の位置取りを上げた状態で走らせて、それでもさっぱり先行出来ないのなら、それは納得です。

 なんとか夏のクラス編成までにもう1つ勝って、降級の利を受けたいですので、頑張って欲しいですね。

 今回も中京に来てくれるのなら応援に行けるかもと淡い期待を持っていましたが、残念ながら中山でした。エスペランサシチーは関東馬ということもあり、愛馬でありながら1度も生で見たことがありません。関西にはなかなか来ないでしょうから中京くらいまでには来て欲しいですね。

 次走も前進を期待しています。頑張れ、エスペランサシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月7日立ち上げ 12月20日、27日、2013年1月2日、3日、6日、8日、9日、10日、13日、16日、17日、20日、23日加筆

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る

エスペランサシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年10月19日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/2番人気

2012年10月 8日 第12戦 500万下 東京ダ1300m (7着/6番人気)

2012年 9月 8日 第11戦 500万下 中山ダ1200m (6着/3番人気)

2012年 7月22日 第10戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/12番人気)

2012年 5月26日 第9戦 3歳500万下 東京ダ1400m (9着/10番人気)

2012年 5月13日 第8戦 3歳500万下 東京ダ1400m (6着/5番人気)

2012年 4月 7日 第7戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着1番人気) ルクソール様撮影写真多数掲載

2012年 3月17日 第6戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (2着/4番人気)

2012年 2月19日 第5戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (6着/4番人気)

2012年 2月 5日 第4戦 3歳未勝利 東京ダ1300m (2着/4番人気)

2012年 1月21日 第3戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (5着/7番人気)

2011年11月27日 第2戦 2歳未勝利 東京ダ1600m (11着/7番人気)

2011年11月12日 デビュー戦 2歳新馬 東京ダ1600m (2着/5番人気)